兵どもが夢の跡 ~亀山城(要害桜)~
前回の記事に投稿した要害桜。
なぜこんな荒々しい名前が付けられているのかというと、
桜の生えている場所が城跡だからだそうです。
城跡!?
城跡なら攻略せねばなるまい!
ということで、花見と城攻めを同時進行してきましたw
今回はその時の城攻めの記事です。
それでは攻城開始です!
登山口では早速石垣がお出迎えw
なかなか 年季が入っています。
当時はどんな建物が建てられていたのでしょうね?
この廃城感、好きですね~ ^^
まさに「夏草や 兵どもが 夢の跡」ですね。
でもまあ・・・
見ての通り・・・
めっちゃ春なんですけどねww
最初の石垣エリアを抜けると、
土塁が姿を現します。
所々に石が散らばっていますが・・・
往時は石垣で覆われていたのか、
自然石をそのまま残して利用していただけなのかは不明ですね。
ふと足元に目をやると、
おっ!
かわい子ちゃん発見!
岩影の日当たりの悪い場所にひっそりと咲いていました。
誰からも目を向けられることなく佇む名前も知らない花。
こんな花を見つけた時はちょっと嬉しいですね♪
可憐な姿に癒やされて、攻城再開です!
心穏やかになったのに攻めるという矛盾^^;
土塁を登ると、
二の丸です。
桜が綺麗だw
そして右側に見える土塁を登ったところが本丸なのですが、
全く石垣が使われてないですね。
本丸だけは石垣で覆っていそうなものですが・・・
入り口で見た石垣とはかなり対照的です。
本丸に登ると、
ここで行き止まりのようです。
えっ、これだけ?
まあ桜がメインなんだろうから、こんなものかw
本丸跡にある看板の写真を撮って帰ろう・・・。
「いたるところに堀切や土塁が・・・云々」
って、堀切まだ見てないんですけど~ww
と思いながら引き返そうとしていると、
おや?
左奥に道がありますね~。
ちょっと行ってみましょう。
登ってきた場所とは反対側に下りる道でした。
本丸背後は竹林になっています。
そして所々に残る石垣のような跡。
城として機能していた当時は石垣と土塁をどのように組み合わせていたのか気になります。
反対側に目をやると・・・
さらに奥へと伸びる道がありますね~。
行ってみましょうw
鬱蒼と茂った木々の中に見えてきたのは・・・
堀切だ~! !
しかもかなり深い!
看板にあった通り、いたるところに迷路のように堀切が張り巡らされています。
攻め手の進路を遮る防衛施設なのでしょうね。
おっ!
登れそうな場所発見!
せっかくなので足軽気分になって攻め手の大変さを体験してみましょうw
写真では伝わらないですが、土が盛られた部分はかなり高いです。
素人なので当然溝に沿って進んで行くわけですが・・・
登りきった先は・・・
ありゃ、何もない!
と拍子抜けして進んで行くと・・・
どんどん藪の中に迷い込んで行き・・・方向感覚も麻痺!
帰り道もわからなくなる始末!(>_<)
・・・ほんとに迷った。
どうしよう (ToT)
でもまあ登ってきたわけだから、とりあえず下れば良いのか?
というわけで、道なき道を下山。
おぉ・・・、道に出た。
藪の中のように見えますが、これでも道なのですw
とりあえず一安心^^;
そして本丸裏の竹林に無事到着。
良かった、これで帰れる・・・ ε-(´∀`*)ホッ
このあとは来た道を引き返し、帰路につきましたw
いやはや、城攻めでここまで迷わされたのは初めてです。
堀切の効果がここまで絶大だとは・・・!
防衛のために張り巡らせてあるのも頷けます。
道を知らない素人が無闇に足を踏み入れるべきではないと思い知らされました(>_<)
花見と併せてなかなか貴重な体験ができた城攻めでしたw
ちなみに、
帰り道の山の中にも堀切のようなものが!
桜の場所からかなり車を走らせた場所にあるのですが・・・。
ここも亀山城の一部だとしたら、どんだけでかい規模の城なんだ!?
是非とも整備して全貌を明らかにしていただきたいものです。
貴重な史跡になること間違いないですよ!