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ハマガニ剥製②

博物館からのご依頼シリーズも残すところあとわずかとなってきました。






今回は送っていただいたハマガニの制作です。



かなり前に一度作った経験があるのですが、その折はなかなかに苦戦した記憶があります。

はてさて無事に完成するのでしょうか?






それでは制作開始です。






まずはボイル。






肉を取り除きます。






ポーズを整えて一週間ほど乾燥させます。






充分に乾燥したらいよいよ塗装です。






まずは全体を白く塗装。






関節を縁取るオレンジのラインを入れていきます。






ハサミ、脚、甲羅の部分を着色。


おっ、なかなか良い感じなのでは?


この画像を先方に確認していただいたところOKをいただきましたので、仕上げのコーティング作業に移ります。






絵の具の色褪せを防ぐために、耐光性のある塗料で表面をコーティング。


いつもならこれで完成なのですが、ハマガニは水から出て活動しているカニなので、表面が乾いているイメージかあります。

こんなにツヤツヤしているとちょっと違和感がありますね。






なので最後にもうひと手間。

艶消しコーティングを施して完成です。


どうでしょう?

良い塩梅に乾いた感じを再現できたのではないでしょうか。


関節を縁取る細いラインの塗装や甲羅の色の再現に苦戦しましたが、なんとか無事に完成させることができました。


先方からもハマガニらしくなったとのお言葉をいただき嬉しい限りです。




さて、これで博物館からのご依頼シリーズはイシガニを残すのみとなりました。 ここまできたら最後までやり遂げるのみ!

博物館の展示品にふさわしい作品に仕上げられるよう頑張ります!

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