恐怖のフリーズドライ
我が家に毎年出てくるムカデたち。
退治しても退治しても毎年30匹は出てきます。
シーズン中は毎週1匹の割合で出現しているということになるでしょうか。
一晩で4匹出てきたことも・・・。
この無尽蔵に供給され続けるムカデをなんとか撲滅できんものか・・・。
いろいろと対策はしているのですが、効果が出ている様子はありません。
今の家に引っ越してきてからというもの、20年以上満足に眠ることもできず、ほんとにもううんざりです。
しかしどうやってもいなくならないものは仕方ありません(ー_ー)
ここは発想を変えることにしましょう。
「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」
(by 高杉晋作&野村望東尼)
です!
ムカデが出てきて嬉しくなるようなことは何か・・・
ムカデが出てきて嬉しくなるようなことは何か・・・
ムカデが出てきて嬉しくなるようなことは何か・・・
ムカデが出てきて嬉しくなるようなことは何か・・・
ムカデが出てきて嬉しくなるようなことは何か・・・
おっ!
閃いた!💡
標本にしてみよう!ww
ということで、標本作りに挑戦です!
※これからはムカデの画像がダイレクトに出てきますので、苦手な方はこれ以上見ないことをオススメします!!
こらぁ!
見るなって言ったでしょうが~!
これが最後ですよ~!
次はほんとに容赦しないんですから!
それではムカデさんの登場で~す。
出たっ!うわぉ!
閉店ガラガラww
こんなのが毎年30匹出てくるわけですよ!
この大きなアゴで毎年2~3回は噛まれてます(>_<)
ほんと嫌になります!
しかも、丸々太ってやがる!
こっちは太りたくても太れないっていうのに~! 世の中不公平だ!!!
さてこれを標本にするわけですが、形を整えて乾燥させるだけではダメなのです。
ムカデの死骸を見たことがある方はご存知だと思うのですが、乾燥するとお腹がぺちゃんこになり、ペラペラの干物のようになってしまいます。
以前挑戦したときはそれで失敗しました。
何か良い方法がないかTwitterのフォロワーさんに伺ってみたところ、
「凍結乾燥標本」
というやり方があると教えていただきました。
キノコの標本作りに使われる技法らしいのですが、ムカデにも使えるのではないかということでしたので、試してみます。
冷凍庫にてお亡くなりになっていただきました。
解凍して柔らかくなったら、形を整えていきます。
て・・・手が・・・震えます。
死んでいるとは分かっているのですが、触るのには抵抗が・・・^^;
頑張って形を整えたら・・・、
タッパーに入れ、シリカゲルで埋め尽くしてしまいます。
そしてタッパーの蓋を閉め、冷凍庫の中で乾燥させます。
さてさて、出来栄えやいかに!
1週間ほどで取り出すつもりだったのですが・・・、
そのまま半年もほったらかしにしてました^^;
だって開けるの怖いじゃん!w
しかし「いきもにあ」での出展が近づいていたので、勇気を出して開封することにしました!
できが良かったら持って行くつもりでw
冷凍庫から取り出した直後は、タッパーの周りが結露しているので、すぐに開けると、乾燥させた標本が湿り戻ってしまうかもしれません。
大事を取って、結露が消えるまで常温で放置することにします。
そしてなぜかそのまま2日放置・・・^^;
だって~ 開けるの怖いじゃん!ww
それでは開封しますよ~!
やはり手が震えますね~^^;
えいっ!
おぉ!
できてるじゃん!!!
触角がチリチリになり、体の色ツヤは少し褪せていますが、原形をかなり留めています。
こんなに上手くいくとは正直ビックリです!
黒い台座に乗せたらかなりいい感じに♪
そして驚くべきはその後ろ姿です!
尻尾の部分が頭そっくり!
こちら側を頭だと思わせて相手を惑わせるわけですね。
なんという造形!
見事としか言いようがないです!
Twitterでもたくさん反響があったので、「いきもにあ」に持って行くことにしました。
以前「いきもにあ」の記事に載せていた「???」はこの子だったのです。
「いきもにあ」当日は、会場でも多くの方に見ていただきました。
なかなかの人気者でしたよ^^
こんなことなら、もっと量産しとけばよかったな~^^;
次の機会があることを願って、今のうちにもっと完成度の高い作品を作れるように頑張ります!
素材はいくらでもあるので、練習あるのみ! ・・・あと恐怖心との闘いね^^;