キジハタ剥製②
またまた友人が剥製用にと魚をプレゼントしてくれました。
今回はアコウとも呼ばれる高級魚キジハタです。
私のような貧乏人ではめったに手に入れることができない代物ですので、友人の厚意を無駄にしないように頑張ります。
まずは魚の形に芯材を削り出します。
続いて魚の皮を剥いでいきます。
皮を剥ぎ終わりました。
裏側はこんな感じです。
今回は我ながら上手くできたと思います。
ここで皮を剥いだ後の身はどうしているのか尋ねられることがあるのですが、命を無駄にしないようにちゃんと食べてます。
皮を剥ぐのにはかなり時間がかかるため鮮度は落ちてしまい刺身で食べることはできませんが、加熱すれば大丈夫です。
今回は煮付けにして美味しくいただきました。
芯材に皮を被せて乾燥させます。
屋外で乾燥させたいのですが、ネコやカラスに持って行かれるおそれがあるので室内で乾燥させています。
部屋中に生乾きの魚の臭いが充満してとても不快です(>_<)
悪臭に耐えながらこの子と寝起きを共にする日々がしばらく続きます。
家族からの迫害がアップすること間違いなしです👍
乾燥が終了しました。
通常は1週間程度で乾燥するのですが、制作を始めた時期が梅雨時だったので乾燥するのに1ヶ月近くもかかりました。
その間ずっと臭いが消えなかったので家族からの猛攻を受け続けました。
これからは梅雨時の制作は控えるようにします^^;
続いては眼玉レンズの制作です。
レジンでレンズを作り、
眼玉を描き込み、
着色して完成です。
眼玉を取り付けるとグッとリアルになりました。
良い感じです。
乾燥させる段階で変形してしまった部分をパテで修正します。
個人的には制作で一番苦手な作業です^^;
口の大きな魚は修正部分が多くて大変です💦
修正部分が目立たないように絵の具で下塗りします。
これでやっと塗装作業に入れます。
ようやくスタートラインに立てた感じですね。
アクリル絵の具で塗装します。
後はウレタンコーティングを残すのみですが、天気が良い日でなければ作業できないので、梅雨が明けるまでしばらく待機です。
梅雨明けを待ってやっとウレタンコーティング終了!
天候の制約が大きかったので制作をサクサク進めることができずもどかしかったですが、なんとか完成させることができました。
以前に作ったキジハタより少し上達しているのではないかと思います。
やはり練習あるのみですね。
今年の10月に広島県福山市で個展を開催する予定だったので、そこでお披露目できればと思っていたのですが、昨今のコロナウィルスの影響を考え今回は開催を取り止めることにしました。
事態が収束したらまた個展を開こうと思っていますので、その折は見にいらしてください。
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