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ナミハタ剥製

Twitterのフォロワーさんから制作のご依頼があり、魚の剥製を作ることになりました。






今回ご依頼いただいたのはナミハタという魚です。


依頼者様が長年飼育してこられた個体がお亡くなりになってしまったそうで、思い出の詰まったお魚なので長く手元に残しておかれたいとのことでした。


全く制作経験がない魚なので成功するかとても不安ですが、依頼者様の思い入れのある大事なお魚ですのでなんとしても形に残したいものです。

引き受けたからには最後まで責任をもって頑張ります。






それでは制作開始です。

まずは芯材を魚の形に削り出します。







次に魚の皮を剥ぎます。






そして皮を芯材に被せて乾燥させます。






一週間後・・・






充分に乾燥しました。

なかなか良い感じです👍






続いては眼玉の制作です。

ガラス製の義眼に



裏から色を塗れば完成です。






本体に眼玉を取り付け、乾燥により変形してしまった部分をパテで修正します。






修正部分が目立たなくなるように下塗りし、






絵の具で塗装します。


ナミハタの語源となったトレードマークの波模様は3~4時間ほどかけて手作業で描き込みました。

かなり精神力を奪われましたね💦




この時点で一度依頼者様に確認していただいたところ、斑点をもう少し灰色がかった色にというご希望でしたので、






斑点部分を塗り直してみました。


ちょこっとだけ修正するつもりだったのですが、この作業だけでガッツリ4時間もかかってしまいました💦




この色彩でご確認いただいたところ、依頼者様からOKをいただきましたので、






ウレタンでコーティングし、






ボードに取り付けて完成です。




ふぅ・・・。

なんとか無事に完成しました。


魚の剥製制作は久々だったので腕が鈍っているのではないかと心配でしたが、大きなトラブルなく仕上げることができたので良かったです。

依頼者様からもイメージ通りに蘇っているとのお言葉をいただき安堵しました。


これまでいろいろと剥製を作ってきましたが、正式に魚の剥製の制作依頼をいただいたのはこれが初めてかもしれません。

また一つ剥製師として貴重な経験を積むことができました。

こうした経験をコツコツ積み重ねてさらに成長していくことができればと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m



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